PC(Prism Central)を別のクラスタへ引っ越しする。
この記事は Nutanixアドベントカレンダー2022 の「12/23」の記事です。
2年に一回しか更新しない残念なブログに成り果ててしまいましたが、ちょっとだけお役に立つ情報を記載しようと思います。
この2年間でヤギのお兄さんとの距離がとっても近くなりました。
ギターは2本手放して3本増えました。(うち1本は永久貸与)
ギターで食っていきたかったけど、ヤギ使いに洗脳されてインビジブルにされてはいません。(追記:2023年1月25日)
タイトルに記載の通り、GUIベースでPrismCentralのコールドマイグレーションをかける機能がAOS6.0以上、かつpc.2021.7のVerでサポートされるようになりました。(CLIとかMetroとかはちょっと前からありましたが。)
今回の記事はこの機能を使った、別クラスタへのPCのお引越しをご紹介します。(力の限り)
さて、まずはこのPCマイグレーションでサポートされるPCで実装されている機能の内訳を紹介をしていきます。
- Nutanix Disaster Recovery(旧称:Leap)
- Flow マイクロセグメンテーション
- Prism Pro (AIOps)
- VMの管理
- クラスタ管理
- ID とアクセス管理(IAM)
- カテゴリ
- ネットワーキング
- ライセンス管理
- レポートテンプレート
以下のサービスは引き続き実行されますが、保護されていないため、それらに関連するデータは復元されません。なので、必要に応じて機能側でExportしたりしないといけません。(calmなどはBlue PrintとしてExportしておけばどこでも使えますしね)
- Flow Virtual Networking(仮想プライベートクラウド(VPC)およびAdvanced Networking Controller(ANC)ベースの仮想ネットワーキング
- Calm
- LCM
- Karbon
- Objects
- Files
- カタログ
- イメージ
- VM テンプレート
という感じです。
ここはこんな感じで設定画面でも教えてくれます。
と、先走ってしまいましたが、Prism Centralの歯車アイコンをクリックしてから、Prism Central管理という項目からこのPCDRの機能を設定することができます。
ぽちぽちっと進んでいくと、該当PCのバックアップ先として以下のように、PCから登録されているクラスタが選択できるようになっています。
この設定だと、PCが立っていないリモートクラスタ(移行先のクラスタ)にバックアップをとるように選択しています。
はい、設定はこれだけでもうリモートクラスタにPCのバックアップがとられました。
終わったらこんな感じの表示になります。
あとは、元クラスタ側からPCをシャットダウンしてあげると、バックアップ先のクラスタのPEでこのようにDisconnected状態になり、下にRecover Nowというものが表示されます。ではここをひとおもいにポチッとやりましょう。
あとは色々と出てきますが、こんな感じで復元先のクレデンシャル類を入力して[Recover]ボタンを押すと、、、
Recoveringの状態になりぐるぐるとプロセスが走ります。
はい、それでじーーっと(この時だと約2h弱)待っていれば、、、復元完了しました。
以下のようにPC自体も綺麗に動いています。サービス部分も復元していることをいくつか確認してたのですがキャプチャ撮り忘れてしまいました。
割と端折って記載しているように見えますが、実際にこれくらい簡単にPCのマイグレーションを行うことができます。
HWベンダーを変更するなどでもしクラスタの玉突きができない場合にはとても便利な方法なので、ご検討ください!超簡単です。
次回の更新はまた2年後!・・・・にならないようにしたいとは思っているので、見ている方は陰ながら応援してください笑